「ハーレーダビッドソンの利益が減少、生産停止による見通しの改訂」
Harley-Davidson's profit decline, revision of outlook due to production halt.
7月27日(ロイター)- Harley-Davidson Inc.(HOG.N)は、製造中断によりオートバイ出荷が打撃を受けたため、2四半期の利益が17.5%減少し、今年の売上見通しを修正したと木曜日に発表した。
同社の役員は、利益の減少は、部品不足により、ヨーク(ペンシルベニア州)の組立工場で6月に一時的に生産が停止されたため、12か月以上ぶりに2度目の生産停止が起こったことに起因すると述べた。
120年以上の歴史を持つこのメーカーは、全年の収益目標を修正し、前回の4-7%から平坦から3%の売上成長を予想している。オペレーティングマージンは13.9%から14.3%の間と予想されている。
景気の鈍化と借入コストの上昇により、消費者の支出が減少し、需要が供給に見合ったレベルに戻っている。
2四半期の純利益は、1株当たり178百万ドル、または1.22ドルに落ち込み、1年前の215.9百万ドル、または1.46ドルから減少した。
オートバイと関連製品の売上高は、6月30日に終了した四半期に約4.4%減少し、11.9億ドルとなった。
ハーレーの人気モデルへの価格上昇と追加料金は、以前の四半期におけるメーカーの一株当たり利益を押し上げたが、需要の減退は消費者が価格上昇に対してより寛容でなくなっていることを反映しているとアナリストは述べている。
アメリカの借り手に対するより厳しい信用は、消費者が高額の余暇品を購入する能力を損なっている。ハーレーは裕福な顧客層を通じた利益率の成長を維持してきたが、スポーツスターSモデルや電動バイクのリリースでは、最も売れ筋のバイクのほぼ半額の価格帯で若いライダーを引き付けることには成功していない。
世界の小売販売は前年比3%増加したが、バイクの出荷は10%減少した。
同社の金融部門は収益成長が19%増加したが、営業利益は前年比31%減少した。